――昼休み、お弁当を食べ終えた私と瑛美と桜は、窓際で喋っていた。
「桃葉、クマできてるよ?」
「あー……寝不足なんだよね」
「芹沢と一緒じゃん」
「私はゲームしてたんじゃないから」
桜にクマのことを言われ、見た悪夢を思い出してしまった。
夜中までゲームして寝不足になるのは、まだマシな方だ。
あんな悪夢を見るくらいなら。
「よく眠れなくてさ」
「何かあった?」
「矢畑くんのことで何か悩んでるとか?」
桜も瑛美も、心配そうな目で私を見つめる。
こういう時、友達がそばにいてくれてよかったなと、心底思う。
誰かに悩みを話すと、ほんの少しは楽になるんだ。



