もうすぐ朝練が始まっちゃうから、急いで仕事しなくちゃ。
……最後に、一秒だけ。
ゆっくりと視線を千に向けると、勘違いでも見間違いでも何でもなく、確かに千と目が合った。
絡まる私と千の視線。
たった一秒間だけ重なったその瞳を、どちらともなく逸らした。
今、どうして千は私を見ていたんだろう。
もしかして、と期待してしまう恋心が暴走する前に、マネージャーの仕事を始めた。
目が合った瞬間、何もかも忘れてしまった。
全てがどうでもよくなるくらい、ここにいるのが二人だけだと錯覚してしまうくらい、目が合ったことに驚いて、焦って、嬉しかった。
どうしよう。
君への想いが、大きくなっていく。
抱えきれないくらい、溢れていく。
ねぇ、誰か教えて?
「好き」って気持ちは、どこまで大きくなるの?



