件名:大好きな君へ







部活終了時刻となった。



私は部活日誌をつけ、顧問のヌマセンに部活日誌を渡した。

瑛美は最近始めた塾があるからと、先に帰ってしまった。



体育館の戸締りを確認してから、校舎を出る。




「暗いな……」



空は薄暗く、一人で帰ることに寂しさを覚えてしまう。


私と瑛美以外にもマネージャーがいたら、一人で帰ることもなかっただろうに。


一年生への勧誘、もっと頑張るんだった。




『最後に、最近学校近くに不審者が出たようなので、皆さん帰る時は気をつけてくださいね』



昨日フユちゃんが言っていたことを思い出し、ゾクッと背筋が凍る。


昨日はあんまり気にしてなかったけど、いざ一人になると……。




「なあ」

「っ!?」



突然背後から声がして、びっくりしすぎて飛び上がりそうになる。


びくびくしながらも振り返る。