件名:大好きな君へ





心の中で思ってたことを、そのまま喋っちゃうなんて……!


私が二人の関係を聞き出したって、何にもできない。第一、私は関係ないのに。しかも話変わりすぎだし!



「どうって……いい奴だなあって」



内心慌てていたのがバカみたいに、質問の意図に全く気づかれていないどころか、ふっつーに答えてくれた。

むしろ少しは動揺してほしかったような……。




「――それと、金井のこともいい奴だって、思ってる」




急に視線を逸らされ、ついキョトンとしてしまう。


私のことまで言わなくてもいいのに。

なんて思いながらも、いい奴だと言われて嫌な気はしない。



「ありがと」



芹沢、もしかして照れてる?


だからそっぽ向いてるのかな。



……でも、そっか。



芹沢にとって、私と瑛美は同じ。


特別な感情は抱いてないんだ。



瑛美があんなに積極的にアピールしていても、芹沢には伝わっていなくて。


好きって気持ちは、一方通行。