件名:大好きな君へ





そんな噂なんか嘘だろうと思えてくる、誠実そうな外見をしている。特に、キリッとした目つきがかっこいい。


責任感もあるし、部長として部員をまとめてくれているし。


やっぱり、女の子好きってガセなのかな?



「ちわっす」


「今日の練習は校舎外周するから、体育館じゃなく生徒玄関に集合って一年に連絡しといて」


「えー、外周っすか?」


「体力つけないとダメだろ。じゃあ、よろしくな」



小佐田先輩は白い歯を見せながらニッと一笑すると、私の肩に優しく手を置いて、方向転換して去っていった。


どうして私の肩だけに触れたんだろう。


ゴミでも付いてたのかな。それを取ってくれたとか?




「あ、そういえばさ」



今の今まで校舎外周と聞いて面倒くさそうにしていたのに、もう平然とした顔へガラリと豹変している。


切り替え早っ……!