件名:大好きな君へ





なるほどね。

居眠りなんてしなきゃよかったのに。



あれ……でも私は真面目に授業受けてたよね?


これって理不尽じゃない?


こういう時、頼まれたら断れない性格が嫌になる。



「もう目は覚めた?」


「ヌマセンに頭叩かれた時、完っ璧に起きた」


「あはは」



ヌマセンのげんこつは超痛いって、有名だからね。


私も気をつけよーっと。





「あ、金井!芹沢!」




すると、背後から呼び止められた。

反射的に振り向いた先には、バスケ部部長の小佐田 世【オサダ セイ】先輩が。



後輩に頼られている小佐田先輩。だけど、噂では女の子好きらしい。