件名:大好きな君へ





一人でこんなに運ぶの?できるかな……。


プリントは大丈夫だとして、ノートはヌマセンが担当になったら必ず作らされる自習用ノートとワーク用ノートの二冊×クラスメイト分あるから、すごい量なんだよね。



「芹沢、お前も手伝ってやれ」


「え!?俺、黒板綺麗にしたじゃないっすか~」


「いいからやれ」



芹沢が文句と共に理科室から出てきた。


ヌマセンにこき使われてたのだろうか。




そして結局、私と芹沢はヌマセンの雑用を任され、プリントとノートを教室に運ぶことに。


芹沢が半分以上持ってくれているから、あんまり重たくない。


瑛美が芹沢に惚れちゃうのもわかっちゃうな。



「どうして理科室にいたの?」



なんとなくそう聞いてみると、



「授業中に居眠りしてた罰だってさ」



と、うんざりしたような様子で返答した。