ライオンが出てくる夢でも見てたのかな。
「やっべ」
「ちゃんと授業に集中しろ」
黒板に重要な単語を書いてるヌマセンに注意され、芹沢はようやく夢の世界から帰還し、今の状況を理解した。
「何やってんだよ、碧」
呆れたように笑う矢崎の後ろで、矢畑は頬杖をつきながら芹沢を一瞥していた。
「昨日夜遅くまでゲームしててさー、寝不足なんだよ」
「だ・か・ら、静かに授業を受けろ!」
またヌマセンに怒られてる。
まあ、芹沢は大体いつも何かしらで注意されてるから、これが当たり前の光景になりつつあるんだけど。
先生も大変だよね……。
なんて同情してる割には、クラスのこの明るい空気が結構好きだったりする。



