件名:大好きな君へ





「さっき、矢畑くんと何してたの?」


「え!?」



瑛美からの突然の質問に、オーバーなリアクションをしてしまう。



何って……何もしてないけど。


なんでそんなに目をキラキラさせて聞いてくるのかな。


もしかして、瑛美の大好物である恋バナを期待していらっしゃる?




「なんかいい雰囲気だったから、気になっちゃってさ~」



いい雰囲気って、どんな雰囲気?


ニヤニヤしている瑛美に、こっそりため息を吐いた。



「何もないよ」



矢畑が一人で先に朝練を始めていただけ。

それだけのこと。


それに、私は本当に何もしていない。


マネージャーとして、何か手伝えたかもしれないのに。