「さっきのは、本当か?」 「……え?」 「嘘じゃ、ねぇんだな」 「うん。本当だよ」 いつだって、どこでだって、何回だって、伝えたい。 今みたいに震えた声でだって。 君に届くのなら。 「大好き」 たった一言の想い。 遠回りをして、すれ違って、苦しんできた気持ちも。 並んで帰って、名前を呼んで、微笑んだ気持ちも。 全てが込められた想いを、君へ。 「俺も」 千の囁きが、小さく聞こえた。 私の涙は一瞬止まったが、すぐに流れ出す。