件名:大好きな君へ




また言い訳するのか、とか思ってそうな顔してるね。


でも、違うよ。


言い訳じゃない。告白だよ。



「伝えたいことが、あるの」



走ってきたせいか、ドキドキがうるさい。


全身に響く鼓動。


顔は見なくてもわかる。多分、真っ赤だ。



やっぱり千は優しい。


私なんかの言葉をちゃんと聞いてくれて、私をちゃんと見ていてくれる。


だから、私は……。




「私、千のことが大好き」




こんなにも、千に惹かれたんだ。


緊張と不安と「好き」が、私の涙腺を緩ませる。


どうしよう。今になって、涙が出てきた。