ハチミツとりんごの相性が抜群すぎる!何とも言えない美味しさ!

何個でも食べられちゃう。



「ねぇ、桃葉」


ふと瑛美が、指についたチョコレートソースを舐めた後、私の名前を口にした。



「好きな人ができたら、すぐに教えてよね」


「できたらね」



いつになるかわからないけど。



「恋ってね、結構思ってもみない瞬間にコロッと落ちちゃうものなんだよ」



薄いピンク色のドーナツを頬張った桜は、ふわりと一笑する。


ふーん、そういうものなんだ。コロッと、ねぇ。



恋の始まりって、もっとドラマチックだったり運命的だったりするものじゃないのかな。


漫画の読みすぎ?



案外、現実は華やかなものではなく、ふとした時には既にそうなっているような、あっけないものなのかもしれない。