件名:大好きな君へ





「あたしと付き合ってください!」



今、ちゃんと見たよ。


瑛美の勇気を、想いを。



“好き”って感情が怖いなんて、言ってごめんね。


瑛美も、感じていたんだよね。


恋の怖さも、傷つきたくないという思いも、抱えていたんだよね。



でも、真っ直ぐに見ていたんだ。好きな人だけを。


私にも、あるのかな。


瑛美みたいになれる、勇気が。




「……え、っと」




いきなり告白されて、固まっている芹沢。


鈍感な芹沢でも、さすがにあそこまで直球に言われたら、気づくよね。


芹沢の頬は、りんごみたいに真っ赤だった。