件名:大好きな君へ




返信は期待してない。


きっと、削除されるのがオチだろう。


でも、見てくれさえすれば満足だから。



「……あ、見る前に削除されたらどうしよう」



ま、まあ、それはそれでいいか。


ありがとうメールを送ることに意味があるんだから。


あははと笑い飛ばそうとしてみるけど、削除されることを想像したら悲しくなったこの気持ちはごまかせなかった。



もうメールのことは忘れて、宿題をしよう。


そうすれば、この悲しさも忘れるかもしれない。


今は何かで気を紛らわせたい。



私は体を起こして、カバンの中から今日の宿題を出す。


英語の予習もしないと。



すると、メールの通知音が部屋に響いた。



私は反射的にベットに放置していた携帯の方を見る。


え?もしかして、千?


私は急いで携帯を手にして、メールを開いた。