本当は、一緒に遊びたい。千に、部活のない日も会いたい。
だけど、私の存在のせいで千に窮屈な思いをさせるくらいなら、会いたくない。
「じゃあ、あたしも……」
「瑛美は遊びなよ!私に気を遣わなくていいからさ。芹沢と一緒に楽しんできなっ」
「でも……」
「いい報告待ってるからね」
私がわざと明るく言うと、瑛美は仕方ないなと笑顔を浮かべた。
自分でもわかってる。
仲直りのチャンスを、自分で手放していること。
でも、これが私が選ぶ一番いい答えだから。
好きだからこその決断。
遊びたい気持ちを押し殺して、上手に作られた偽物の笑顔を貼り付ける。
結局、日曜日に、午前練習が終わった午後からボウリングをすることになったらしい。
こうやって私のいない思い出が千にできると思うと、とても虚しく感じた。



