件名:大好きな君へ




でも、瑛美は私の言葉を無視して、強引に引きずり込んだ。


……瑛美、ひどい。



「桃葉はどこ行きたい?」


「え?えーと……」


「千も何か提案しねぇのかー?」



瑛美に問われ、私は考える。


芹沢が、一人席に着いて読書をしている千にそう声をかけるが、



「……どこでもいい」



と、千は素っ気なくそう言って、ハッとした。



千が話し合いに参加しないのって、私がいるから?


さっきは助けてくれたけど、千が私を嫌いかもしれないのは変わらない。


嫌いな人と休日遊ぶのは、嫌だよね……。



私、千の気持ち考えてなかった。


これじゃあ、小佐田先輩と変わらないじゃん。