本当の気持ちを隠すための作り笑顔が、剥がれ落ちる。
寂しくて、悲しくて。
拳をギュッときつく握りしめた。
全員分のノートを集めた私は、職員室へ向かった。
職員室に入ってすぐのところにヌマセンはいて、購買で人気の海鮮丼を食べていた。
「ん、ごくろうさん」
ノートをデスクの上に置くと、ヌマセンはノートが全員分あるかどうか適当に確認して言った。
「そういえば、金井」
「は、はい」
……やばい。
多分、ヌマセンの長~~いお説教と愚痴の波が来る。
「今回、あんまり点数が良くなかったな」
「……はい」
「マネージャーの仕事が忙しいからって、勉学を怠ってはダメだ。いいか?お前はやればできるんだからな。金井の悪いところは…………」
あーだこーだ、ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。
最初はそこが悪い、そこは良い、目標、毎日やることなど勉強に関係のあることばかりを言っていたのに、どんどん話は脱線していって、部活のことや日々の生活のことを熱く語り始めたヌマセン。
どうしよう。今すぐ帰りたい。



