件名:大好きな君へ




やっぱり、「関わるな」なんて書いてない。


千がこの言葉を見間違えたとは考えられない。誰かのメールと間違えたとか?



「何このメール、可愛くない!」


「はい?」


「もっと絵文字とか使って可愛くした方が、女子力あるように見えない?」


「う、うるさいなあ!」



瑛美の今はどう考えても関係ないアドバイスに、私はムッとして携帯を隠す。



「あ、そういえば、ストーカーの件はどうなったの?」


「あぁ、それはね……」



桜のふとした疑問に、私は昨日のことを思い出しながら、ストーカーの犯人を伝えた。



「えぇ!?小佐田先輩が犯人!?」


「まさかバスケ部の部長が桃葉をストーカーしてたなんて……」



瑛美と桜は目を丸くして驚いた。


やっぱりびっくりするよね。


ストーカーするような人には見えないし。