件名:大好きな君へ







本日の授業が全て終了した。

現在は帰りのHR。



「最後に、最近学校近くに不審者が出たようなので、皆さん帰る時は気をつけてくださいね」



担任の冬木【フユキ】先生、通称・フユちゃんのHRの最後を飾る注意に、クラスメイトがざわざわし始める。


しかし、私は大して気にせず、帰りの支度をする。



「桃葉、帰ろう!」


「今日、私も部活ないから、一緒にいい?」


「もちろん!ちょっと待ってね。急いで支度済ますから」



私と瑛美と桜、三人で帰るのなんて久し振り。


部活のオフの日があんまり重ならないんだよね。



「近くにあるドーナツ専門カフェ寄ってかない?」


「いいね!そこ気になってたんだ~」


「安くて美味しいって評判のところだよね?わあ、楽しみ!」



桜の提案に、私と瑛美は即賛成。


きっと、女の子にとって、甘いものは気分を高める魔法みたいな存在なんだ。