「なんか、その例えヤダ…」




「アハハハ、芽衣~頑張ろう!罰ゲーム嫌だよね?芽衣は、あたしたちの希望なの。

ほら、最近仲いいじゃん。葉山くんとかさ~、細いのに力ありそうだよね。この間だって、芽衣をひょいっと担いでたし」




「葉山くんと仲がいい!?それ誤解。たまに会話する程度だよ。お弁当のお箸忘れたときとか、聞いたら予備持ってて割りばしくれるの」




「ふんふん」




「宿題も、わかんないところとか教えてくれるし」




「うちらには、教えてくんないよ?」




みんな顔を合わせて首を傾げる。




「聞けば教えてくれるよ」




「そうなんだ~。今度教えてもらおーかな。いや、やっぱやめた。芽衣だけ特別だよ。モテる女はいいよね~」




「ぜんっぜん、モテないから!!葉山くんは、同士なの」




「同士?」




そう、片思い同士ってやつ?