今日もきみに夢中♥

「…………」




「なんか、言えば?言えねーよな。卑怯なヤツ。お前んち金持ちなの?ママに頼めば男だって買ってくれんだ?」



なっ…。



買う、なんてひどい。



「うちは…全然だよ。逆にコタちゃんちがそうなだけで…」



「あーそーだよな。綾瀬んち、なんかすげぇ家らしーじゃん。てことは財産目当て?」




「そんなんじゃな…」



反論したいけど、なんて言えばいいのかわからない。



うつむき、唇を噛み締めていると…。



バシッ!



そのとき、乾いた音が響いた。



顔を上げると、あたしの前に誰かが立ち塞がっている。



その男の子はすぐにしゃがむと、倒れた男の子の胸ぐらを掴みもう一度殴りかかろうとしていた。



「お前、もっかい言ってみろよ。なんも知らねーくせに、外野がほざいてんじゃねーよ」



「や…ちょ、待て。冷静になろうぜ!俺はお前の味方をしただけで…」



あたしを詰った男の子は、焦りまくってる。



それもそのはず。



普段クールで滅多に感情的にならないコタちゃんが…まさか人を殴るなんて。



そしてあたしはといえば、今コタちゃんがここにいる現実を受け入れられないでいる。