今日もきみに夢中♥

「夏祭りに、ふたりが歩いてるの見たよ。綾瀬くんと仲良さそうにしてた」



「いや~っ」



まあ、そんなこともあったかも。



仲いいっていうか、ずっとからかわれっぱなしだったけど。



ヨーヨーを頭で弾かれたり、熱々のたこ焼きを口に突っ込まれたりね。



嫌がらせかと思うときもあった。



それでも、一緒にいられたあたしは幸せ者かもしれない。



教室に入ると、男の子があたしに群がってきた。



「花咲、綾瀬と結婚するってマジ?」



「え…あー、それは…」



「あいつ、他にいくらでも女いるのに、ちゃっかり手ぇ出してたんだな…なんかショック」



誤解のないように言っておきたいけど、手は出されてない。



どちらかといえば、あたしが押してる状態。



「全然…そんなんじゃ、ないよ」



苦笑いをしていると、葉山くんがやってきた。



「フィアンセとか、聞いてねーんだけど」



「出たな、葉山!」



あたしより先に、柴ちゃんが戦闘ポーズを構える。