「なんか、お前といると全てがイレギュラー。自制がきかなくなるって、こーいうこと?」



コタちゃんがあたしの手を握る。



「ひゃっ」



見つめ合い、今日史上最大級にドキドキしてるあたし。



この展開は…。



もしかして。



「もっかい、乗ろーか」



「え、もういっかい?」



そして、甘~い雰囲気の中…あたしたちは、手を取り合い静かに目を閉じ…。



「子供みたいだって、笑うなよ。観覧車…結構好きかも」



「観覧車…?」



好きって!



あたしじゃなく、観覧車ですか!



コタちゃんをその気にさせるのに、あと何年かかるんだろう。



一応、女の子の中で一番好かれてるとは信じていいよね!?