今日もあたしは自分の席でぼんやりとコタちゃんのことを考える。



普段はクールだけど、笑った顔がとてつもなく魅力的。



いつか、あの笑顔をあたしに向けてくれる日がくるのかな。



考えただけでドキドキする。



全く興味を持ってもらえてなかったことは辛いけど、今日はうまく話せたよね。



諦めかけていた恋する心が、一歩前進した気がする。



コタちゃんとあたしの気持ちが向き合って、将来幸せな結婚生活を…。



きゃっ。



考えただけで鼻血がでそう。



「うっわ、大丈夫!?」



え。



戻ったきた柴ちゃんがあたしを見て絶句してる。



「どーしたの?そんなに慌てて」



周りを見渡せば、クラスの子もあたしを見て驚いてる。



なに、なんなの!?