今日もきみに夢中♥

目を合わせ、今日初めて素直に笑うことができたと思った瞬間。



大きなカーブに差し掛かり、電車がぐらりと揺れた。



わっ。



急いで手すりを掴む。



ドンッ!!



ひっ。



電車に慣れてないせいか、よろけたコタちゃんがドアに手をついた。



そのおかげで、ドアとコタちゃんの片腕に挟まれる状態に。



この体勢は、やばい。



「もう少し、離れようよ」



「しょーがねぇだろ。混んでっし」



確かに。



さっきの揺れで、人の波がドアの方へと押し寄せてる。



コタちゃんの背後には、今にも潰れそうな感じで立っている男の人が。



あれ。



あたしの周りには、空間がある。



もしかして、あたしを守ってくれた…?



「ぐわっ」



きゃっ!



次の揺れで、力尽きたコタちゃんが人の波に押されドアの方まで雪崩てきた。



「わ、悪い…」



すぐに体勢を立て直すも、あたしとの密着感はハンパない。