「芽衣はフォローしきれないわ」



「ひどーい!」



「アハハハ」



柴ちゃんが、わざと言ってるのはわかる。



落としたり、からかったりするけど…結局最後は笑い話になる。



バカな話をしても完全に引かれることなく、なんでも話せるっていいな。



とっても頼れる、あたしの友達。



柴ちゃんと知り合えて、ホントによかった。



「はーっくしょん」



「芽衣、湯冷めするよ~、湯船つかってきなって」



「うん、でも末永さんが……一緒に来て?」



「や、あの子苦手。あたしもう上がるから、芽衣は適当にやり過ごして」



ええーっ!



「柴ちゃん、それはないよ!!あたしたち、友達だよね!?」



「あたしは逆上せそう。じゃ、あとで」



ウソーっ。



結局あたしは、末永さんたちから逃げるようにして湯船の端につかった。



柴ちゃん、ホントにあなたはあたしの友達ですかっ?



そんな、メリハリあるところも…あたしは好きだけどね!?