「…………」


ホントのことを話せば、きっと軽蔑される。



あたしが……先生に知らせていれば。



こんなことには、ならなかったかもしれない。



末永さんが川にいることを知ってて、見殺しにしたようなものだ。


大変なことを、してしまった…。



そして。



コタちゃんの素早さに、圧倒された。



鬱陶しいとかいいながら、ちゃっかり友達で。



あたしなんて、あの場にいないみたいな扱い。



危ない場所だって知ってて、コタちゃんに伝えなかったこと。



卑怯者だって…思ったかな。