「いや、すみません、無理です」
何この人。急すぎ。
いきなり過ぎて怖い。
「えーっ?!なんで?!日給で0を4個つけるよ?!」
「人間と妖怪のどちらかの味方になるなんて、できません。」
「えーっ?!じゃあ、また聞きに行くから
考えといてよ!
力の強い妖怪とか人とか、大好きなんだよね」
人の話を聞かずに話をすすめる黎明。
「…………やりませんよ。それではさようなら!」
これ以上なにか言われる前に走ってそこから逃げる。
何でみんな妖怪と人間でうまくやっていこうとしないのだろう。
私は妖怪を傷付けるなんて、したくない。