その男の子の妖怪はものすごい怒り狂った顔で私に力を向ける。 『あれ、多分私に気づいてないわ』 燈桜が言う。 「えっ?どういうこと?」 『きっと、人間への怒りで人間のあなた以外、目に入らないんでしょうね』 そんなにひどいことされたの? 『許さない、許さない…………!』 男の子はただ、ひたすらそれだけを呟いている。