「えっ………。でも封印してるってことは……やばい奴なんじゃ………?」
『そこの石の封印はめちゃくちゃにかけられてるみたい。
昔、誰かが遊びでやった封印に間違って捉えられてしまった妖怪が封印されてるんだと思うわ。
大丈夫。
危険でもそうでなくても。
どのみち私が消すから。
出して♥』
「えーっ!燈桜がやってよー!」
『私じゃ強力すぎて解けないのよ』
「…………消すのはやめてね。
ちょっと、怒ったら好きにさせてあげてよ」
『うん。『ちょっと』怒るだけだから』
ニコニコと素敵な笑顔の燈桜。
(いざとなったら私が燈桜を止めて
妖怪を逃がしてあげよう。)
そう思って私は、石に向かって手を伸ばした。

