妖怪なんて見たくない!


『………ねえ…』


その子は何か言おうとしていたけど、
私はその時、その縄に向かって手を伸ばしていた。


その手の先に、力を込める。

縄が切れるところを想像しながら。



『………!!』


縄が静かに持ち上がって震えだす。



そして。



ブチッ……………



「はい、取れたよ」

『え………?』