妖怪なんて見たくない!



「俺、蘭のことを話しに来たんだ」

「はあ……」


ふっ、と儚げな顔をする葉折くん。


「あいつね、本当はすっごい優しい奴なんだ。

ひどいこと言われたかもしれないけど、
悪く思わないでやってほしいんだ」


葉折くんは真剣な顔で言う。


うーん……朝のこともあるしなぁ。
良くは思えないなぁ……。




「それは心に留めておくね。

……葉折くんは妖怪を使役したりするの?」


ふと、気になったことを聞くと。


「………うん。してる。」

一瞬、苦しそうな顔が見えた気がした。


「………そっか。

あんまりこき使わないであげてね」