「………ていうことで、この妖怪たちと仲良くなったんですよ」
私は、現在高校3年生。
その、ある朝のこと。
「…………邪魔だ、こいつら。うるさいし」
一緒に学校へ向かう蘭は
後ろを向いて迷惑そうに睨む。
私には何も見えないけれど。
「案外視えなくなると寂しいもんなんだよ」
「こいつらは毎日ちゃんといる。それに。
…………………………………俺もいる」
「えー?蘭はまた別だよ」
今日も玄関に花が置いてあったから。
彼らはいつものように。
騒がしく。
おもしろおかしく。
私たちの後ろを行進しているのだろう。

