妖怪なんて見たくない!



「さっきから神凪さんの悪口。

ひどいですね」


そう言うと。



「おやおや。あいつは人間じゃない。
私は奴がムカついて仕方がないんだよ」



『……人間じゃない?』


「そうだよ、妖怪のボク」



人間じゃない?

「………どう見ても人間だけど。」



「そうだね。でも、奴は私らとは違う」

藤さんは笑顔で続ける。








「奴は妖怪に育てられたんだ」