妖怪なんて見たくない!



「………どうして?」

そう聞くと。

峰葉は悲しそうに微笑んで続ける。


『次期に冬が来る。人間のお前には、流石に耐えられないだろう。』

「耐えられるよ!」


やだ、いやだ。

なんとなく、峰葉の言わんとしていることを分かってしまう。


『お前は視えてしまうから、強いから、
周りの人間とうまくやれないんだ。

俺たち妖怪と関わるから、お前は人間たちに遠ざけられてしまうんだよ』


「………いいもん、峰葉がいるもん」


そう言うと。

『七波……!』


峰葉は私をぎゅーーーっと、抱きしめる。