妖怪なんて見たくない!




『見ろ。これが俺の力だ』

峰葉は湖の水を力で浮かせて、
空中で形を作ったりした。


「わあっ!すごいっ!わたしもやるっ!」

『人間のお前には無理だろう』


「えっ?」

すでに水は私の力によって持ち上げられていた。


『…………驚いたな。
これは人間に怖がられるわけだ』



「えっ…………やっぱり…………?
うっ………ううっ…………」


『おっ、おい………!泣くなっ………!
俺は怖くないから!』


オロオロと。

人間に慣れない峰葉はあの時、
慌てていた。


「うっ、……ううっ。

明日も遊んでくれる?」


『ああ!わかったから!その目から落ちる水滴を何とかしろっ!』