「…………七波」 「……ん?なあに?」 ふと、葉月の手が止まってるのに気付く。 「ん?どうした?」 と言って顔を上げると。 「あんたさぁ、最近クマひどいけど?」 「えっ……」 最近は毎日夜9時くらいまで神凪さんの家にいるから。 峰葉が心配で、よく眠れないんだと思う。 でも、そんなこと、葉月に言えない。 だって葉月は『視えない』から。