次の日。



「起立、令」

「「さよーならー」」


HRのあと。

私は、急いで教室を出る。


「あ、七波ー?」

「葉月っ!ばいばいっ!」


葉月には忘れずに手を振って。



校門のところに行くと、
黒いベンツが道路に止められていた。


「神凪さん」

「来たね、行こう」


そうして私は、
神凪さんとあの家へ向かったのだった。