「話はすべて聞きました」 そう、おばあさんは言う。 「な、なぜ………」 「神凪黎明殿が、私のところへ使いの妖怪を寄越してきたのです」 神凪さんを見ると、私に向かってパチンとウインクをした。 「ここの屋敷に入って七波ちゃんが警備の妖怪と戦ってる間にこっそりね」 「か、神凪さん〜!」 (役立たずなんて思ってごめんなさい!) ぶんぶんと手をとって感謝をする。 「…………もういいでしょ」 また、そう言って深月くんに引っ張られる。