妖怪なんて見たくない!


いつも静かに、無表情に話す蘭が。


どなった。



「その狐は、何も俺たちに本当のことを言えずに死んだんだ!

俺たちの親を殺したのはお前じゃなくても、お前は俺たちの友人を殺した!」



瞳孔全開で、感情のまま、どなる蘭。




「………もう、頃合いかな」

隣から、そんな声が聞こえて。


「え……?」

と、その時。



「当主、あなたは私たちに言わずに、
一人でそんなことをなさってたんですか」


今まで倒れていた祓い屋たちが、
次々に起き上がる。


「なっ……おまえたち………っ」


「今まで気絶させてたんじゃなくて、
話せなくなる術、動けなくなる術をかけて
床にいてもらったんだよ」


と、神凪さん。