なんで私にこんな力があるのか。 原因は全く不明。 私の血縁にはそんな人、誰もいないと思う。 『あの子は気を引きたいだけよ』 『でも、気味が悪いわ』 散々、言われてきた言葉。 そのせいか、 私は昔から人間に馴染めなかった。 いつも妖怪と一緒に遊んだりしていた。 でも、いい妖怪ばかりでもなかった。 私を乗っ取ろうとしたり攫おうとする妖怪だってたくさんいた。