「惚れたか?」 「なっ!!からかわないでください。」 至近距離から言われ、恥ずかしさと照れで灰色髪男子の胸元を押す。 「冗談だっての。でも照れてるってことはほん」 「違います。」 言葉使いといい、腕といい、顔に似合わない。 もう少し柔らか口調だったら可愛げあるのに。 もったいないことしちゃって。 「ところで君はここで何をしての?」 美形男子が聞いてきた。 こうして近くで見ると、ほんとに綺麗な顔してる〜。 男だよね、この人… あたしより肌ツルツルしてそう。