*未戸香side*


いつの間にか夏は去り、山々がオレンジ色に染まり始めた10月。

防寒対策にマフラーを巻いて学校へ向かった。





「未戸香ー!」

「あっ、美穂、おはよ!」





学校に着くと、同じタイミングで美穂達が登校してきた。





「最近は一段と寒くなったね。」

「マフラー常備しないと凍えて死ぬわ。」

「今からそんなんで冬どう乗り越えんだよ!」





くっつきながら移動するあたしと美穂を見て、元気いっぱいに騒ぐ洸くん。



今日も朝から太陽みたい。

その元気、少し分けて欲しいよ。





「女子は寒さに弱いのー!あ、洸はゴリラ並みに元気だからわかるわけないか。」

「誰がゴリラだ!俺がゴリラだったらお前はサルだからな!」





美穂、ごめんね。

ホント許して。





「ハハハハ!!」





耐えようと思ったけ無理でした。

可笑しくておかしくて、、、

笑い過ぎてお腹痛い…