ま、まさかの…陽一くんと席が隣だったなんて…!
心臓が破裂しそうだ…。
席が分からず、陽一くんに聞いてみたら涼しい顔で「僕の隣」と言われた。
あれ、この感覚…前にもあった気がする
いつだっけ…
彼がいるとなんだか胸がドキドキする。
こんな気持ちは前にもあった
あれ?
あたし、なんでこんなにドキドキしてるんだろ
「未戸香ちゃーん!」
名前を呼ばれて振り返るとキラキラ笑顔の洸くんが勢いよく走ってきてあたしを抱き締めた。
「ちょ!洸くん!?」
「怪我治ったんだね!良かったよ〜!!」
離れたと思ったら次はバシバシと肩を叩かれる。
