無数の弾丸を受け、徐々に崩れ落ちて行くイザナミの腐敗した肉体。

「トドメだ!」

アレックスが眉間を撃ち抜くと、イザナミは断末魔の悲鳴と共に、地響きを上げて倒れる。

「…見事だな」

感嘆の声を上げるALU指揮官。

「報道記者などやめて、是非我が部隊に入隊しないか」

「……」

そんな勧誘の声にも耳を貸さず、アレックスは犠牲者となった隊員達の亡骸を見つめる。