リンちゃんの死に加担していないのは続だけ?


それならなぜ、続はここにいるんだろう?


そう思った瞬間、千鶴の額に×印が浮かんできた。


《それでは、制裁です》


その言葉とほぼ同時に額の×は膨れ上がり、あっという間にはじけ飛んだ。


パンッ!


と水風船が破裂するような音が響き、あたしの体に生ぬるい血しぶきがかかる。


その間には他のカ所にできた×印がどんどん爆発し、目の前は真っ赤な海になったのだった……。