「言えよ!!」


続が怒鳴り、頭を抱えている千鶴の腕を引きはがす。


「嫌だ! 言いたくない!!」


ジタバタと抵抗する千鶴を、あたしは床へと押し付けた。


座っていた椅子が倒れ、大きな音を立てる。


「あんたがやったことがリンちゃんを自殺へ追いやった。だから、この《リプレイ》は始まったんだ!!」


あたしはそう怒鳴り、千鶴の頬を殴った。


自分でも驚くほどの力が出ていて、千鶴は鼻血を出した。


「……っ」


「あたしもきっとここで死ぬ……」


「……川でおぼれさせて……それを動画配信した……」


千鶴が震えながらそう言った、


あたしは唖然として千鶴を押さえつけている力を抜いてしまった。


「嘘だろ……」


続が悲痛な声を上げる。


リンちゃんが水アレルギーだということは、クラス全員が知っていることだった。


シャワーを浴びる事が命にかかわることだと、みんな知っていた


そんなリンちゃんを川でおぼれさせた……?