「いや、スピーカーの声は『教室内の出来事を《リプレイ》しなさい』とは言ってないよな?」
「それはそうだけど……」
あたしと千鶴は目を見交わせた。
「昼休みに教室にいなかった続が隅っこで座っていても、×印はつかなかった。
つまり、続は外に出ていたという認識で受け取ってもらえたってことだよな?」
「そう言う事になるな」
続は頷く。
「ってことは、俺たちがここから先は外だと設定してうごけばいいんじゃないか?」
「そんな事して、大丈夫なの?」
千鶴が不安そうな顔を浮かべてそう聞く。
「教室へ入ってからの事を《リプレイ》しても意味がないなら、登校中の事を《リプレイ》した方が正解なんじゃないか?」
そう言いながら、信一は教卓を移動し始めた。
教卓を教室の一番後ろへと移動させると、そこにスペースがうまれる。
このスペースをあたしが倒れた廊下だと仮定するわけだ。
多少の不安が残るものの、廊下で倒れた出来事と教室での出来事をできるだけ間違わずに《リプレイ》しておけば×印はつかないだろう。
舞台が整ったところで時計の長針が30を指した。
「それはそうだけど……」
あたしと千鶴は目を見交わせた。
「昼休みに教室にいなかった続が隅っこで座っていても、×印はつかなかった。
つまり、続は外に出ていたという認識で受け取ってもらえたってことだよな?」
「そう言う事になるな」
続は頷く。
「ってことは、俺たちがここから先は外だと設定してうごけばいいんじゃないか?」
「そんな事して、大丈夫なの?」
千鶴が不安そうな顔を浮かべてそう聞く。
「教室へ入ってからの事を《リプレイ》しても意味がないなら、登校中の事を《リプレイ》した方が正解なんじゃないか?」
そう言いながら、信一は教卓を移動し始めた。
教卓を教室の一番後ろへと移動させると、そこにスペースがうまれる。
このスペースをあたしが倒れた廊下だと仮定するわけだ。
多少の不安が残るものの、廊下で倒れた出来事と教室での出来事をできるだけ間違わずに《リプレイ》しておけば×印はつかないだろう。
舞台が整ったところで時計の長針が30を指した。



