再現教室~死のリプレイ~

リンちゃんの……新しいお父さん……。


あたしは自分の体から力が抜けていくのを感じ、膝をついた。


「続は……もう死んでたんだね……」


ここへ連れてこられてから、続へ惹かれて行っていた自分がグズグズと崩れ落ちていくのを感じる。


「ごめんね。奏ちゃんには、それが一番つらいと思う。でも、続の気持ちはちゃんと伝えてあげたかったの」


「……続は、本当にあたしの事が好きだったの?」


そう聞くと、リンちゃんは迷うことなく頷いた。


「続との会話の中には必ず奏ちゃんの話が出て来てた。入学式で話しかけてもらえた時から、ずっと奏ちゃんの事が好きだって言ってた」


その言葉にあたしの胸は熱を帯びる。


しかし、その続はもうこの世にはいないのだと思うと、途端に胸の熱は凍てついた。


「あたし、続の仇とる事を決意したの。


あたしのために死んで行った続のために、全員に罪を償わせようと思って……でも、続が好きだったあなたを殺す事は、どうしてもためらわれた……」


リンちゃんはそう言い、あたしに手を伸ばした。


咄嗟に後ずさりをして離れるあたし。