いつの間にか鳴ったチャイムの音に ビクリと肩を震わす。 すると、ひょこと遥香が私の顔を伺って、 「空、ほんとにぼーっとしすぎ。 そんなんじゃテスト前に困るだけだからね? こんな空、一人にしたくないけど。 部活行かなきゃだからゆっくりしてるのよ? お大事にね。」 なんて優しい言葉を放つ。 病気じゃないんだから、という言葉を思わず飲み込む。 もうこれは一種の恋の病ってやつかも。 どんどん気分も沈んでく一方だしね。 失恋の味は、苦いに尽きた。